モータースポーツを観戦してるとき
コース脇にオレンジ色の服きたあやしい人・・・
「何者なの?」って思ったことありませんか。
きしゃネコ
ども、きしゃネコです
きしゃネコも鈴鹿サーキットでコースオフィシャルとしてお手伝いさせてもらってますが
「コースオフィシャルって何してるの?」
と聞かれることもあるんですよね。
普通にモータースポーツ観戦していたら気づかないかもしれないあやしい人たち
そんな、コースオフィシャルのことを少しでも知ってもらえると、よりレース観戦をより楽しめるかもしれませんよ。
- コースオフィシャルとは何者なのか
- コースオフィシャルの活動内容について
もくじ
レースオフィシャルの7つのセクション
サーキットにはレースオフィシャルといって、レースイベントを安全に楽しくするため運営をお手伝いするスタッフがいます。
レースオフィシャルには、7つのセクションに分けられていてレースイベントの役割を分担してお手伝いしています。
レースオフィシャルの中の一つのセクションがコースオフィシャルになります。
事務局
レースオフィシャル組織全体をとりまとめを担当します。
計時オフィシャル
主にコントロールタワーで活動し競技車両のタイム計測や順位監視を担当します。
車検(2輪)技術(4輪)オフィシャル
レース参加車両や補助装置、ドライバー・ライダーの装飾品の安全性のチェックなどを担当します。
パドックオフィシャル
レースの進行やパドックの監視を中心に行います。
レーススタート手順やペナルティー判定、ピットレーンの速度計測や各チームへの情報伝達を担当します。
ファイヤーオフィシャル
コースサイドやピット周辺に待機し、万が一火災が発生した時に消化活動を担当します。
レスキューオフィシャル
コースサイドに待機しドライバー・ライダーが転倒・クラッシュなどのした場合にドライバー・ライダーの救出を担当します。
コースオフィシャル
コースサイドに設置された監視ポストから走行中のドライバーへフラッグやシグナルでコース状況を知らせたり、コースの掃除をしたり、トラグルなどで動かなくなったマシンの移動・撤去を担当します。
コースオフィシャルは何をする?
コースサイドや監視ポストに待機して安全にレースイベントを行えるために様々な作業をこなします。
フラッグの掲示
コース状況をドライバー・ライダーに対してフラッグで情報伝達します。
コースの状況は常に変化しているので、気が抜けません。
また、レースによって若干フラッグの運用方法が変更されるので都度覚えて間違いの内容に注意しないといけません。
電話報告
コースで発生した状況を都度コントロールタワーに電話報告します。
コース状況は常に変化しているので数秒(5秒程度)で報告しないといけません。
- 発生場所
- 対象車両(ゼッケン)
- 状況内容
- 発生時間(秒単位)
クラッシュが目の前で発生すると、パニックになって、わかっていても難しいです。
車両移動・撤去
競技車両のトラブルやクラッシュで動かなくなった場合にコース上へ行き競技車両の移動・撤去を行います。
もちろん、競技中は危険がともなうので安全確保ができていることを確認したり、合図を送ったりして二次災害が発生しないように注意しながらになります。
ときには、トラブルやクラッシュにより火災が発生してる場合は初期消火も行います。
コース清掃
競技の開始前、終了後にタイヤカスや砂利などがコース上に多くでているので、ほうきでひたすら清掃します。
この時に、オイルなどの液漏れでコースが汚れていないかの確認も行っています。
あとは、グラベルという砂利地が荒れている場合はトンボがけしてならしたりもします。
観客席とメディアの監視
屋外での観戦ということもあるので、体調不良となるお客様、メディアも見えます。 その場合、メディカルセンターでの救護を要請したりします。
また、本来あってはいけないことですが、中にはマナーの悪いお客さんがいることもあります。
フォンスをよじ登ったり、ワイヤーを切ったりして侵入しようとしている場合も・・・
そんなときはお客さんでも発見次第、通報または確保します。
お客さん以外にも、ネコや犬、鳥などの動物の侵入があった場合可愛いお客さんでもうしわけないのですが確保します(笑)
訓練
クラッシュが発生した時を想定して訓練を行う場合もあります。
とくに、レーシングスピードの高い競技や、複雑なルールがある場合はシュミレーション訓練を実施します。
パフォーマンス
必ずではないですが、遠いところからも観戦して来ているお客さんに楽しんでもらうためにパファーマンスすることもあります。
あとは、ブライダルパレードやコースバスツアーなんかのイベントでもフラッグや手を振ったりします。
コースオフィシャルはどんな人がやってるの?
元レーサーとかレース関係者の方もみえますが、ほとんどは普通の会社員が多いです。
普段の仕事を調整して週末にボランティアとして参加しています。
モータースポーツ好きって人が多いので、ボランティアでも良いイベントにできるように工夫してお手伝いしている感じです
ただ、車やバイク、レースに関してかなりマニアックな人帯が多いです。
(モータースポーツに関わる話をしだすと止まりません(笑))
鈴鹿サーキットオフィシャルの場合、地元以外の遠くから参加している方もいます。
まとめ
コースオフィシャルはレースオフィシャルのなかでも結構過酷な状況での作業が多いセクションだと思います。
けれども、ドライバー・ライダーや観戦してくれているお客さんに一番近い場所にいれるので達成感や充実感は他のセクションよりもあるかもしれません。
とくに、イベント終了後に観戦に来たお子様から
「おつかれさま~」
と声をかけてもらったり、手をふってくれると
「やっててよかったなぁ」
と思えます。
もちろん、大人の方からの応援もうれしいですよ♪
いかがでしたか
コースオフィシャルの存在をちょっと知って観戦に行けばTVではみれないレースイベントとは違ったところで応援してみるのも楽しいかもしれませんよ。
週末はサーキットに観戦に行ってみよう
以上、おわり!
きしゃネコ